学校ブログ(令和6年度)
1月27日(月)
今日は、音楽室をのぞいてみると、5年生が音楽の学習をしていました。発声練習が終わり、ちょうど「旅立ちの日に」の歌唱の練習をしているところでした。歌詞や音のリズムなどまだ覚えたてて、休符から入る小節の歌い方など、難しいところを何度も練習し、大変上手になっていました。
歌唱の学習が終わった後は、箏の演奏にチャレンジしていました。3人のグループで一面の箏を使い、譲り合って演奏しました。箏の前にどう座るか、爪はどうはめるのか、譜面はどう読むのか、どのように弦をはじくのかなど、一つずつ確認しながら練習していました。
今日演奏の練習をした曲は「子守唄」です。どのとなく切ないメロディーを箏の美しい音色で奏で、半分までしか進みませんでしたが、子供たちはとても満足した様子でした。
5年生の子供たちは、互いに協力し、励ましあいながら、演奏を楽しんでいました。
1月24日(金)
先日もこのコーナーでご紹介しましたが、今日は、NPO法人 PAVLICによる、6年生対象の「演劇の手法を活用したコミュニケーション・ワークショップ」の3日目でした。2日目は22日の水曜日に実施しましたが、残念ながら取材できませんでした。
今日の内容は、グループに分かれ、2日目に行ったミニ創作劇について、新な「テーマ」が示され、それをグループで相談して表現していくという活動でした。例えば2日目に考えたテーマが「美容院」だったら、今日そこに新たに「地球最後の日」というテーマが加わりました。両方を融合させて表現するにはどうしたらよいか、PAVLICの方々にご助言いただきながら、子供たちは案をひねり出し、練習してみんなの前で発表しました。そのテーマはグループごとに違うので、発表を見る方も非常にワクワクしながら見ていました。
上記のテーマをもらった子供たちは、美容院の様子から、地球が最後になるというアナウンスが入った後の人々の思いなど、工夫して楽しく表現しました。「地球最後になるのか。スキップしちゃおう。」「側転しちゃおう。」「僕はもっと金持ちになりたかったあ!」など、ユーモアを交えて発表し、みんな大爆笑でした。
「ラーメン屋」に加えて「宇宙人」というテーマをもらったグループは、宇宙人2体がラーメン屋で「ポンコツラーメン」を注文して食べるというシチュエーションを演じていました。宇宙人役の二人はフードを目深にかぶり、お勘定のときは首元から手を出して、宇宙人を演じ、こちらも観客役の子供たちが大笑いしながら、見ていました。
子供たちの発想には驚かされるばかり。全部終わって、この活動がどうだったかを聞いてみると「楽しかったです。」「すごく楽しかった。」と即答してくれました。
この活動を通し、他者との豊富なコミュニケーションによって、様々なものを創り出すことの楽しさを子供たちが実感してくれていたらいいなと思っています。
1月23日(木)
今日は、2年生の教室をのぞいてみました。どの学級も国語科の学習をしていました。「ロボット」という教材で、様々なロボットについて書かれた文章を読み、重要な語や文を考えて選び出したり、わかったことを説明したり、自分の考えを広げたりする学習です。
今日は、子供たちは説明文の中から、「説明するときに大切な言葉」を見つけ、様々なロボットの働きについてまとめたり、自分で説明文を書くときのための確認をしたりしていました。
どのクラスも主体的に発表したり、友達の意見を聞いて納得したり、時には、どんなまとめ方がふさわしいか意見を交わしたりしていました。
授業の振り返りの場面では、今日の自分の学びを振り返り、「説明する時のポイントがわかりました。」「どんな時に活躍するかを見つけるのが難しかったけど、できるようになりました。」「いろいろなロボットについて調べてみたいです。」など、ワークシートに記入していました。
科学技術は日々進歩しています。今日は国語科の学習ではありましたが、人の生活に役立つロボットを2年生の子供たちが将来考えて作り出してくれると嬉しいなと思っています。
1月22日(水)
今日は、くすのき学級の子供たちが市役所で開催しているふれあい作品展を見に行きました。みんなでリュックを背負い、バスに乗って市役所まで行きました。
ふれあい作品展は、市内の特別支援学級や所沢特別支援学校に通う児童・生徒による作品展です。本校の子供たちの素晴らしい作品もきれいに飾られていました。
くすのき学級の子供たちはとても感性が豊かで、素敵な作品をたくさん出品することができました。作品展では、多くの学校の作品が展示されていましたが、くすのき学級の子供たちは他の学校の児童・生徒の作品も熱心に見学していました。
作品展の見学以外にも、市役所の8階まで行って、所沢の街並みを眺めました。
ふれあい作品展は、市役所1階の市民ホールで1月24日(金)まで開催しています。平日は9:00~16:30ですが、最終日だけは、9:00~15:00となっています。市役所の近くにお出かけの際は、是非お立ち寄りください。
1月21日(火)
今日は、17日のJアラート発生時の訓練に引き続き、予告なしの避難訓練を実施しました。今日は、大きな地震が発生したと想定しての訓練です。予告なしでしたので、少し驚いてしまった子もいたようですが、子供たちは静かに「おかしもち」を守り、真剣に訓練に参加していました。
なぜ予告なしの訓練をしたと思うか子供たちに聞いてみると、「状況によってしっかり判断できるように」という答えが返ってきて感心しました。
1995年の阪神淡路大震災から30年が経ちました。1.17について知っているか聞いてみると、高学年を中心に反応が返ってきました。能登半島地震は今も尚、苦しんでいる方がたくさんいらっしゃることも子供たちは理解しているようです。人間の力は、大いなる自然の力には遠く及びません。その畏怖の念をもちながら、また一方で自然の恩恵も受けていることも忘れずに、子供たちがこれからの安全な生き方を主体的に考えていってくれればと思っています。
1月20日(月)
今日は、「NPO法人 PAVLIC」という演劇やダンスなどパフォーミングアーツの分野で活躍する演出家や実演家によって組織されている団体の方々をお招きし、「演劇の手法を活用したコミュニケーション・ワークショップ」を実施しました。これは、文化庁による、学校における文化芸術・体験事業(コミュニケーション能力向上事業)に申し込んで実現したものです。今年度は、6年生を対象にワークショップを実施していただいています。
この事業では、PAVLICの方々が3日間にわたって来校し、各学級1時間ずつ計3回のワークショップを実施してくださいます。初日の今日も、子供たちが自由に動きながら、友達と楽しくコミュニケーションを図る活動を実施しました。
多目的室で実施したのですが、6年生の子供たちはPAVLICの方々の提案する活動に主体的に取り組み、どの学級も身振りや表情、声の大きさなどを工夫してコミュニケーションをとっていました。PAVLICの方々は、「とても素直な子供たちですね。」と言っていました。
今週後2回、このワークショップを続けますので、また後日この話題をご紹介するかもしれません。子供たちが楽しく、必要感をもって他者とコミュニケーションをとる姿勢を育むことができるといいなと思っています。
1月17日(金)
今日は、家庭教育学級がありました。
第9回の今日は、「ADHDとの付き合い方と即興劇講座」として、映画監督で即興役者の松岡峻氏を講師としてお迎えし、実施しました。松岡氏は、国際映画グランプリの受賞経験もお持ちの方です。今日はADHDなどの発達的な特性について理解を深めるお話とともに、参加者全員で即興劇にチャレンジするというワークショップも行いました。
ご参加くださった保護者の方々はとても楽しく、のびのびと即興劇に取り組み、個性を互いに理解すること、一人一人の自己肯定感を高めることの大切さを実感していました。
また、本日は令和6年度家庭教育学級の閉講式が行われました。これまでもご紹介してきましたが、本校の家庭教育学級は、内容が大変充実しています。大人が楽しく学んでいる姿は、子供たちの主体的な学びに大きな影響を与えます。1年間企画・準備・運営をしてくださった、家庭教育学級長をはじめとする学級生の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
1月17日(金)
今日は、業間休みに予告なしの避難訓練を実施しました。今回は、子供たちはもちろん、保護者の皆様にも事前に知らせていない訓練です。有事の折に落ち着いて主体的に身を守る力をつけたいと考え、実施しました。
今日の訓練はJアラートによる緊急放送を聞いた時の避難行動の訓練を行いました。この訓練は昨年度は実施していなかったのですが、6年生の児童の思いをきっかけとして実施することとしました。
業間休みに「ミサイル発射情報…直ちに身を守る行動をとりなさい。」という放送を聞き、驚いた子もいたようですが、教師の指示を聞き、友達と声を掛け合い、一生懸命訓練に臨んでいました。
校庭にいる児童は室内に避難させ、頭を守る姿勢をとるよう促しました。
予告なしの訓練でしたが、真剣に避難行動をとることができ、感心しました。今日は、阪神淡路大震災が発生した日でもあります。有事の時の避難行動についてご家庭でも話し合ってみてください。
1月15日(水)
今日は、6年生の教室をのぞいてみました。
1組は、習字の学習をしていました。今日のこの時間は書写の学びというより、自分の好きな言葉やセンテンスを思うままに書く、という学習でした。1月20日からの校内給食展に向けて、「給食への愛」をテーマに一人一人が言葉を考え、毛筆で書き表していました。「牛乳」「カレーライス」「納豆和え」「さつま汁」「ビビンパ」などの献立を書いている子もいれば、「栄養」「美味い」「給食最高」など給食に関わる言葉を書いている子もいました。また、「ハンバーグ バンズとはさんで 進化する」「ほうじ茶プリン じゃんけん負けて くやしいな」「毎年の ハヤシライスは うますぎる」など、七五調で書いている子もいました。和やかな雰囲気の中でみんな静かに真剣に書いていました。
2組は、社会科の学習をしていました。今日は「ノルマントン号事件」をもとに、不平等条約の改正について、だれが、どんな思いで、どんな施策を行ったのかを詳しく学びました。教科書や資料集を上手に活用してノルマントン号事件の概要を説明したり、条約改正までの日本の計画を年表から読み取って話し合ったりしていました。子供たちは当時の様子を思い浮かべながら、主体的に発言していました。
3組は、算数科の学習でした。今日は「およその体積」を求める学習でした。立方体や円柱などの体積の求め方を基本とし、少し歪な立体のおよその体積をどのようにしたら求められるかということを考えていました。この学級でも互いに教えあったり、相談したりして、頭を使って問題を解いていました。
今日は、児童朝会があって、給食委員会、保健委員会の素晴らしい発表がありました。6年生を中心に自分たちで発表内容を考え、堂々と発表していました。教室で常日頃から「自分たちの生活をよりよくしよう」「互いに助け合って課題を解決しよう」とする姿勢があるからこそ、心に伝わる素晴らしい発表ができるのだと思います。
1月13日(火)
今日は、3年生の教室をのぞいてみました。どちらの教室でも算数の「三角形」の学習をしていました。
まず、日常生活の中で三角形の形をしたものはないか、みんなで考えました。標識や屋根、おにぎりなどという子もいて、あたたかな笑いが起こりました。三角形の定義、「三つの辺で囲まれた形」を確認した後、クロームブックを活用して様々な長さの棒を動かし、三角形を作りました。子供たちは上手に操作して個々に様々な三角形を作っていました。
次に、それらの三角形を分類しました。分類の視点は、棒の長さ、つまり、それぞれの辺の長さです。子供たちは、「これは、3つの辺の長さが全部同じです。」「これは、2つの辺が同じ長さで、もう1つの辺は違う長さです。」「これは、3つとも違う長さの辺です。」と分類の仕方とそれぞれの違いを自分の言葉で説明してくれました。
そして、分類した三角形の名前を、その特徴をもとに「正三角形」「二等辺三角形」と呼ぶことを確かめました。まとめと練習問題を行って授業は終わりましたが、3年生の子供たちは、学習規律を守り、発言するときは活発に、話を聞くときは静かに、考えるときは真剣に、メリハリをもって学習に臨んでいて感心しました。
友達と声をかけあって、主体的に相談したり、教え合ったりする姿も見られ、本当に素晴らしい姿勢だなと思いました。
3連休明けの今日でしたが、落ち着いた態度で学習する3年生の姿に、頼もしさを感じました。