12月18日(木)
先週から今週にかけて、5・6年生でNPO法人PAVLICを招聘し、コニュニケーションワークショップを実施しました。昨年度は6年生のみを対象としましたが、今年度は5年生まで広げて実施していただくことにしました。各学級3回ずつ実施したので、PAVLICの方々は全部で6日間来校いただき、合計18時間のワークショップをしていただきました。
NPO法人PAVLICとは、プロの演劇人からなる団体で、全国の教育現場で演劇の手法を取り入れたワークショップを実施してくださっています。本校でも昨年度から取り入れてみたところ、子供たちからも、教職員からも好評だったので、今年度は拡大して実施してもらいました。
子供たちは、十分な能力があっても、また深い考えがあっても、なかなかうまく言えなかったり、効果的に表現できなかったりすることがあります。この取組は子供たちが考え、話し合って、様々な表現をすること、そして、それをPAVLICの方々が様々な視点から良さを認め、称賛し、子供たちに自信をつけてくれるものです。
与えられたお題を言葉を使わずにどうやって表現するか、子供たちはグループ内で頭を寄せ合って真剣に考えたり、実際にやってみたりして試行錯誤します。グループにはPAVLICの方が一人ずつ混ざってくださり、アドバイスしたり、励ましたりしてくれます。そうして出来上がった表現を互いに見合って、どんな表現だったかを伝え合っていくのです。
「ゲームセンター」「映画撮影」「脱獄」等々、様々なお題がありましたが、子供たちは、楽しみながらも一生懸命考え、話し合って、表現力豊かに伝えあっていました。演じる子の笑顔から、表現することの楽しさが伝わってきました。
これをきっかけに、自分の思いや考えを相手に伝わるように表現すること、もっと自信をもって自己表現していいことなどに気づいてくれるのではないかと思っています。