10月21日(火)
本校では、家族の会話が主に外国語である児童が何人かおり、日本の生活に慣れ、日本語を覚えようと、今一生懸命学んでいる子がいます。その子たちのために本校では、日本語指導の教員が勤務しています。他校と兼務ですので、毎日ではないのですが、今、日本語を覚えるために頑張っている児童に個別に指導しています。今日も、高学年の児童が1年生の国語の教科書を、一文字一文字丁寧に読む学習が行われていました。
日本語指導はどうしても時間が限られてしまうため、本校では、所沢市立教育センターに依頼し、日本語サポーターの方にも日本語支援をお願いしていています。さらには、本校職員の家族で、無償ボランティアでの日本語支援もしてもらっています。互いにノートを介して情報共有をしています。
日本語指導を受ける子供たちは慣れない言葉で学校生活を送らなければならず、不安も大きいことと思いますが、どの子も元気に登校していて、本当に感心しています。友達とのコミュニケーションもとり、楽しく遊んでいる様子がよく見られます。
学級の友達もみんな配慮し、声をかけたり、手助けしたりしていて良い関係を築いてきています。
これからますますグローバル化し、様々な国の人達が手を取り合い、互いの価値観を尊重しながら生きていくことが重要になってくると思います。子供たちのさりげない思いやりや、屈託ない笑顔にその実現を実感しています。